• 『ShowNet 2019』の
    取り組みを紹介

    shownet.conf_
開催日時 2019年10月18日(金)12:30~18:00
受付時間 12:15~
会場 新宿エルタワー サンスカイルーム
東京都新宿区西新宿1丁目6番1号
参加費
※両会場とも同じ
一般(Early Bird ~9/13) 10,000円
一般 15,000円
学生(Early Bird ~9/13) 6,000円
学生 8,000円
※表示は消費税込みの金額です。
お申し込み方法 Peatix サイトからお申し込みください

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本カンファレンスは、2019年6月に開催されたInterop Tokyo 2019にて取り組んだ『ShowNet』というネットワーク構築プロジェクトについて、結果を踏まえた詳細な内容を皆さまと共有することを目的としています。
ShowNetは、毎年6月に開催されるICT技術の展示会であるInterop Tokyo にて、様々な企業からご提供いただいた最新鋭のネットワーク機器・サービスを利用して、近未来のネットワークを構築・運用する世界最大のライブデモンストレーションネットワークです。
ShowNetでは、近未来のネットワークで解決すべき課題を設定し、ネットワークを設計しています。
本カンファレンスでは、主に2019年にShowNetが取り組んだサービスチェイニングとセグメントルーティング、無線、監視、データセンタ、ファシリティ、セキュリティなどについて取り上げます。それぞれの技術背景、設計、運用結果、今後の展望などについて、各担当のNOCチームメンバが深くお話しします。また、ShowNetが構築されるまでの過程と、構築・運用に関わるShowNet独自の工夫やテクニックや、ボランティアプログラムであるSTMについても紹介します。ShowNetの会場だけではお伝えしきれなかった沢山の情報をお伝えします。
ShowNetの知見を皆様の次期サービス設計・構築や今後の技術選定などに活かしていただけると幸いです。

ShowNet NOCチーム

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behind the scenes - Interop Tokyo 2019 ShowNet

関連リンク

プログラム

講演時間 講演タイトル/講演概要 講演者
12:30~12:40

「ShowNetの歴史と2019年度ShowNetのテーマ」

「ShowNet 」とは次世代のネットワークモデルとしてInterop Tokyo の会場内に構築される、ほかに例を見ない巨大なネットワーク構築プロジェクトです。また、Interoperability(相互接続性)を検証するための場でもあります。 このShowNet の今年のテーマは「 Evolve into The Next Generation 」です。新しい世代のネットワークにおいて必要な技術・サービスとはなにかを考え、実践しました。 本セッションでは、このShowNet の歴史を振り返ったうえで、今年のテーマについて紹介します。

ShowNet NOCチームメンバー
ジェネラリスト
渡邊 貴之
(ジュニパーネットワークス)

12:40~13:20

「最新ルーティング技術SRv6によるサービスチェイニング」

利用者の要望に応じてネットワークの機能(ファイアウォール, NAT など)を自由に組み合わせることが可能な「サービスチェイニング」が注目されています。ShowNet では、サービスチェイニングを構築し、利用者のトラフィックに適用しています。 今年は最新の経路制御技術である「SRv6 (Segment Routing IPv6 )」を採用することで、昨年まで実現していた「連接する機能の順番が自由であり、利用者ごとに異なったチェインを構築できる」という点に加え、「機能単位での冗長性」 も実現しました。 本セッションでは、どのようにサービスチェイニングを実現したか、SRv6 に着目した理由、そして ShowNet の構築・運用を通して得られた様々な知見について解説します。

ShowNet NOCチームメンバー
上野 幸杜
(NTTコミュニケーションズ)

13:20~13:40

「ネットワークの安定稼働を支える試験と測定環境の実現」

最新ネットワーク技術の粋を集めて構築されるShowNet は、Interop会期前の1週間におよぶ事前検証期間(ホットステージ)での相互接続検証を経て、最終的に出展社と来場者が使用するネットワークとして提供されます。 NOCチームは、誰もが安心して利用できるネットワークを提供するため、目的に応じてテスターを使い分け、ShowNet の正常性確認を行なっています。異常発生・検知時には問題点の切り分けを実施し、速やかに関係する製品・サービスにフィードバックします。 また、試験結果がどのようにネットワーク利用者に適用されているか、利用者が感じるネットワーク品質という観点から、会期中の Quality of Experience ( QoE ) を測定し、今後の試験のあるべき姿についての考察も行いました。
本セッションでは、400GE / レイヤ2-3 / レイヤ4-7 / セキュリティの各種試験について、実際のテスト手法と試験結果を交えて解説します。

ShowNet NOCチームメンバー
西形 渉
(キーサイト・テクノロジー)

13:40~14:10

「 " High Density Facility " ~ファシリティの更なる高密度化へ~」

「機器を搭載するラック」、「機器を繋ぐ光ファイバをはじめとするケーブル」、「機器を動作させるための電源」などのファシリティは、 ShowNet 全体を支える重要な役割を担っています。ラックや電源、配線に要する時間は構築スケジュールを大きく左右します。そのため、迅速な構築作業には、限られたケーブル・光ファイバ、電源容量・系統、ラックのスペースなど多くの制約事項を考慮した工夫が肝要です。
今年は、ラック間光ファイバの設計を見直し、光ファイバの高密度化に成功しました。また、今回は伝送装置を用いた大規模な物理層の挑戦も行いました。 NOCラック2箇所と、ホール7の3点で光ファイバのリングを組み、全体の伝送網を作りました。この試みは多数の多目的の伝送装置を相互接続することで実現しており、Open Optical Line System 、Alien Wavelength を同時に実施した伝送網となります。
本セッションでは、ShowNet におけるファシリティの役割と挑戦について解説します。

ShowNet NOCチームメンバー
加藤 良輔
(ブロードバンドタワー)

14:25~15:00

「クラウドサービスとオンプレミス監視システムの融合」

過去の ShowNet では、オンプレミスでの監視を中心に行ってきました。クラウドを活用したモニタリングシステムやサービスが成熟してきたため、今回のモニタリングでは、オンプレミス監視と併用してクラウドからの ShowNet 監視を実施しました。さらに、パブリッククラウドへ ShowNet 内で収集したデータを転送し監視する挑戦を行いました。
本セッションでは、「クラウド環境に配置された仮想アプライアンスからのShowNet 内の監視」、「 SaaS 監視サービスによるマルチクラウド環境の監視」、「ShowNet からクラウド環境への VPN 接続の実現」、「クラウドサービスを用いた xFlow 解析や syslog 集計」などについて解説します。あわせて、「オンプレミスで実施した詳細な監視や各種可視化」についても紹介します。

ShowNet NOCチームメンバー
阿部 博
(レピダム / ココン /北陸先端科学技術大学院大学)

15:00~15:30

「柔軟なサービス展開を可能とするデータセンタネットワークと 仮想化基盤」

今年のShowNetデータセンタネットワークでは、「EVPN Type5 の相互接続」、「データセンタに特化した新しい経路制御技術である Routing in Fat Tree (RIFT) の相互接続試験」などを実施しました。また、ストレージの試みとして、 NVMe over Fabrics と、関連する技術を組み合わせた「フロント側ネットワークとストレージネットワークの共存」にも取り組んでいます。あわせて、サービス提供に必要不可欠な DNS や DHCP 、 www.interop.jp のウェブサイトといった重要なサービスの提供を行う基盤も安定して提供しました。
本セッションでは、これらのShowNet におけるデータセンタをモデルとした取り組みの詳細を解説します。

ShowNet NOCチームメンバー
加藤 良輔
(ブロードバンドタワー)

ShowNet NOCチームメンバー
岩本 裕真
(ブロードバンドタワー)

15:30~15:50

「ShowNetの作り方」

ShowNet の構築・運用は、400名以上のエンジニアによって2週間という短い期間で行われます。この短期間に2,000以上の機器・サービスの相互接続性検証や200以上の出展社にネットワーク接続サービスを提供します。短期決戦で大規模なネットワークを構築・運用するために「 トラブルチケットデータベース ( TTDB ) 」と呼ばれる構築/運用支援システムを利用しています。
本セッションでは、ShowNet の構築/運用支援システム「 TTDB 」を用いたタスク管理のワークフローと各種データの管理や活用方法について紹介します。

ShowNet NOCチームメンバー
高嶋 健人

16:00~16:35

「多様な環境に適応する無線LAN」

ShowNet では、Interop Tokyo の開催期間中に、会場である幕張メッセにおいて来場者、および出展社向けの無線LAN を構築し、サービスを提供しています。Wi-Fi 基地局 ( AP ) の乱立によるチャンネルの重複や電波干渉が起きやすい環境で、安定した無線LANサービスを提供するために、NOCチームでは毎年さまざまなノウハウを蓄積してきました。
今年も、これまでのShowNet によって鍛え抜かれた「速さ、広さ、安定性のバランス」を保つためのベストプラクティスを継承しながら、最新のテクノロジーを取り入れた高速かつ柔軟な無線LAN 環境の構築に挑戦しました。
本セッションでは、ShowNetにおける無線LANサービス構築を通じて培われた知見をふまえて、「大規模無線LAN 環境を設計する上で考慮すべきポイント」や、「最新の技術動向を踏まえた有線・無線区間の設計手法」などについて解説します。

ShowNet NOCチームメンバー
榎本 淳志
(NTTコミュニケーションズ)

ShowNet NOCチームメンバー
金子 直矢
(インターネットイニシアティブ)

16:35~17:15

「高度なサイバー攻撃対策とマルチベンダ脅威情報の集約・活用」

ShowNet は、相互接続実証実験の場であると共に、出展社と来場者に高速で安定したインターネット接続を提供しています。特に出展社ブースでは、ShowNet を使ってデモを行うことから、接続品質の向上に加え、安全性を担保することもShowNet NOCチームの役割になります。今年は、堅牢なセキュリティ対策に加え、脅威情報サービスの集約と運用での活用、相互接続実証実験、脅威検出評価試験など、昨年よりも活動範囲を拡大して取り組みました。 本セッションでは、「インラインのセキュリティ対策」、「脅威情報サービスの集約とその利用方法」、「相互接続実証実験と脅威検出評価試験結果の一部」などを解説します。

ShowNet NOCチームメンバー
橋本 賢一郎
(ラストライン)

17:15~17:30

「2019年度ShowNet全体総括とSTMプログラムのご紹介」

ShowNet は、産学から集結したボランティアのトップエンジニアたちがリーダーシップを発揮してコンセプトデザインと設計、構築、運用を行います。この中心となるメンバーをNOC(Network Operation Center)チームメンバーと呼んでいます。さらに一般公募で集まったボランティアメンバーSTM(ShowNet Team Member)と、ShowNet参加企業から集まったボランティアメンバCTM(Contributor Team Member)がこのネットワーク構築を支えます。
本セッションでは、ここまでのセッションの全体を通した統括と、このSTM(ShowNet Team Member)のプログラムについて紹介します。

ShowNet NOCチームメンバー
ジェネラリスト
遠峰 隆史
(レピダム / 慶應義塾大学)

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お申し込み

shownet.conf_は有料のイベントになります。以下金額、ご注意をご確認のうえ、お申し込みください。

一般
(Early Bird:6/29~9/13)
一般
(9/14~)
学生
(Early Bird:6/29~9/13)
学生
(9/14~)
10,000円 15,000円 6,000円 8,000円

ご注意

  • 表示は消費税込みの金額です。
  • チケットはPeatixからご購入ください。
  • チケット購入後は、いかなる理由においても返金はできかねますのでご注意ください。
  • 学生の方は当日来場者受付にて学生証を必ずご提示ください。学生証のご提示がない場合は、一般当日登録として差額分をお支払いただきます。
    なお、キャンセルの際も返金はいたしませんのでご了承ください。
  • 事前に登録された方でも、お支払の確認ができなかった場合は当日登録となります。あらかじめご了承ください。

当日受付の流れ

  1. 本カンファレンスは事前登録制です。事前にお申込み、参加費のお支払をお願いします。
  2. 当日は12:15より受付開始となります。
  3. 受付の際、受付スタッフにご所属、お名前をお伝えください。

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