Interrop Tokyo カンファレンス

+

YD-09

6月14日(金) 14:30-15:50

SDI時代のネットワーク構築手法

概要

SDIの本格時代に入り、ネットワークの設定・運用・管理手法が変わってきました。具体的には、Ansible/Netconfといった Software Defined な技術を用いた運用が、盛んになってきています。

そこで本セッションでは、これらの技術について実体験に基づき比較し、それぞれの「メリット・デメリット」「適用領域」「ユースケース」について考察します。

さらに、Software Defined な手法の採用は、既存のルーティングプロトコルでは難しかった、柔軟なネットワークファンクションの実現をもたらしました。これらの新しいファンクション――OpenFlowやP4を用いた、独自プロトコルやポリシー設定など――について、ホワイトボックススイッチなどを用いて実装した例を元に紹介します。
(SDI: Software Defined Infrastructure)

要旨
  • SDI時代のネットワーク設定運用管理手法(≠CLI)の全貌
  • Ansible と Netconf の比較(Non CLIな設定運用管理手法の例として)
  • 適用領域やユースケース事例
  • ホワイトボックススイッチならではの事例
  • Cumulus ... サーバー的な管理
  • OpenFlow / P4 を用いた、ルーティングプロトコルではない、ネットワーク運用管理
講演者

Chair

熊木 美世子

学生時よりAIII Project等にて一部にZebraを利用したネットワーク構築・運用を経験。 2006年に日本電気株式会社入社。9年間、BIGLOBE ISP事業アクセス回線・バックボーン・対外接続およびデータセンタ事業での基盤ネットワーク設計・運用構築業務に従事。 2017年より株式会社まほろば工房にてVyOSを利用したシステムを主に、技術サポートや開発プロジェクトに携わる。 2019年6月より、新所属にて活動予定。

Speaker

海老澤 健太郎

Lumina Networks, Inc.

Principal Engineer

インターネット黎明期の1990年代からADSL/FTTH/VPN等の分野を中心とした新技術や製品の技術検証、サービス導入支援を実施。その後、外資系ベンチャー数社にて製品デザインや開発マネジメントを担当し、ASICやFPGAを用いたフロールーターやOpenFlowスイッチ開発に従事。現在はデータプレーンプログラミング(P4)を活用した新しいプロトコルやシステムのプロトタイピング、Software Defined Infrastructure (SDI) を活用したアプリケーションとネットワークの連携など、次世代携帯網(5G)やデータセンターで活用可能な技術に関する研究開発に従事している。

Speaker

浅間 正和

(有)銀座堂

ページの先頭へ